ケイミュー(大阪市)は、窯業系サイディングおよびスレート屋根材では国内初となる環境認証ラベル「EPD(Environmental Product Declaration)」を取得した。EPD Hubにて、合計10製品の認証を受けており、最終取得完了日は2024年9月6日。
EPD(環境製品宣言)は、製品のライフサイクル全体における温室効果ガスの排出量をCO₂に換算し、LCA(ライフサイクルアセスメント)の手法を用いて定量的に算出したデータに基づく、ISO準拠の環境認証ラベル。この認証を取得することで、製品に関する情報の透明性が向上し、環境価値の評価が可能となる。アメリカでは、州ごとに公共事業やインフラに関わる建設用材料に対してEPDの提出が義務化されつつあることで、日本でもEPDへの関心が高まり、近年、取得数が急速に増加。海外展開を重視する同社にとって、国際基準の環境ラベルは重要な課題となっており、その取得に向けて積極的に取り組んでいる。
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