住宅リフォーム・紛争処理支援センターは10月3日、第41回住まいのリフォームコンクールの受賞作を公表した。上位賞として7点が選出され、国土交通大臣賞を「瀬戸 2棟空家の改修」(設計:アトリエメイ一級建築士事務所、施工:箱屋)が受賞。また工務店では、エコワークス(福岡県福岡市)「『伊那の家』三世代で暮らす実家リノベーション」が住宅金融支援機構理事長賞を、三友工務店(熊本県熊本市)「祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい」が住宅瑕疵担保責任保険協会会長賞を受賞した。
同コンクールは、リフォーム前後の用途がともに住宅である作品が対象の住宅リフォーム部門と住宅をそれ以外の用途に転用した事例を募集するコンバージョン部門の2部門制。「瀬戸 2棟空家の改修」はコンバージョン部門で、施主でもある設計者が地方への移住に際し、築50年超の木造住宅と鉄骨造の事務所の2棟を、移住者の住まいと地域に開かれた場に改修した事例。空き家を活用しながら子育て環境の充実、新たな働き方への接近といった政策課題にも対応している点が評価された。
そのほか、優秀賞として住宅リフォーム部門19作品、コンバージョン部門で2作品が選ばれた。
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