LIXIL住研、新たな工務店ネットワーク立ち上げ　第1弾商品発表

LIXIL住宅研究所（東京都品川区）は10月8日、LIXIL（東京都品川区）と連携し、新たな工務店向けプロジェクト「YUIE PROJECT」を10月18日からスタートすると発表した。※サイト公開は10月18日

「YUIE PROJECT」は、両社のブランド展開や研究開発、各事業での実績などをもとにつくりあげた、「マルチブランド戦略」向けの住宅商品を工務店に提供する事業。地域工務店の自社ブランドや自社商品はそのままに、これまで取りこぼしていた「ニッチ層顧客」向けの住宅商品「YUIE住宅」を追加できる。大きな投資をすることなく、ターゲット・コンセプトが異なる商品をラインアップに加えることで、プラスアルファの受注を可能にするとしている。

加入後、速やかに営業展開できるよう、デザイン規格住宅商品・設計補助ツール、来場促進ツール、商談・資料請求に対応する接客ツールを提供。オプションとして、LIXIL住宅設備長期保証5年無償や、LIXILストア常時割引5%OFF、全疾病保証付きオリジナル住宅ローンを用意している。費用は、加入1年目が134万円（税抜）、2年目以降は24万円（税抜）/年。

第1弾商品として、屋内外をつなぐ植物との調和空間をコンセプトとした「YUIE BOTANICAL」を10月18日に発売する。価格帯の異なるフラッグシップモデルと、スタンダードモデルの2種類に、それぞれ内観デザイン3種、外観デザイン5種を用意した。プラン数は2プラン（東西・北入）。販売は、YUIE PROJECT加盟店を通じて行う。

デザインスタイルは、LIXILグローバル デザインチーム監修のもと、LDKから水回り、玄関・外観まで、住まい全体のトータルコーディネートを提案。性能は、耐震等級3相当、断熱等級5相当（ZEH水準）を確保している。

フラッグシップモデルの「RELAX MODERN」デザイン例

フラッグシップモデルの建物本体概算価格は、延床面積94.39m2／28.54坪、2570万円（税抜）。総2階で、水回りは2階に、1階はあえて植物と共生する空間とした。1階リビングと外のテラスのつながりが、解放感をもたらしている。

フラッグシップモデルの「RELAX MODERN」デザインの内観イメージ

スタンダードモデルの建物本体概算価格は、延床面積 92.73m2/28.05坪、2050万円（税抜）。方位を変えず、FLAGSHIPと同デザインで設計の難易度を下げた。南側の玄関ポーチ・テラス・リビング床をタイルで合わせ、屋内・屋外をシームレスな雰囲気にしている。
今後、新たなコンセプトのもと、第2、第3弾の「YUIE住宅」を展開していく予定だ。

スタンダードモデル　外観の一例