積水化学工業(大阪府大阪市)住宅カンパニーは3月4日、2011年にセキスイハイムに入居した人を対象に行った「太陽光発電実邸アンケート調査(2012)」の結果を公表した。調査時期は13年1月で、12年1月〜12月の電気料金や発電量などについて聞いた。有効回答数は957件。
調査では「光熱費ゼロ住宅」が全体の75%を占めた。太陽光発電の容量別に光熱費ゼロ率をみると「5.5kW以上」の住宅で90%を超えた。
搭載した太陽光発電システムは平均4.78kWで、前年より0.14kW大容量化。平均発電量は5366kWh/年。このうち約29%(1570kWh)が自家消費され、約71%(3796kWh)が余剰電力として売電された。光熱費収支の平均は買取価格が48円の場合は「プラス6万4000円」、42円の場合は「プラス4万1000円」だった。
創エネ・省エネにより年間のエネルギー消費量をおおむねゼロにする「ゼロ・エネルギー住宅(=ZEH)」の割合は6.5%(62棟)にのぼり、前年調査(2.0%、1385棟中28棟)よりも増加。県別にみると静岡県12棟が最も多く、兵庫県7棟、愛知県・三重県4棟が続いた。
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