永大産業(大阪市)は、パーティクルボードを製造する敦賀事業所のボイラー燃料を昨年夏以降重油から木屑に代替した結果、半年間で37万1000リットルの重油を削減できることがわかった。年間に換算すると74万2000リットルで、200リットルのドラム缶で3700分に当たる。
敦賀事業所(福井県敦賀市・山岸秀之所長)は、建築解体材や廃材を用いて月間6500トンのパーティクルボードを生産する工場。同事業所ではこれまで、重油を燃料とするボイラーで熱水をつくり、パーティクルボード成型プレスに必要な熱を供給してきた。昨年7月に2000万円をかけてパーティクルボードの原料に向かない木屑等を燃料として利用できるボイラーを組み込み、今年1月まで半年間のモニタリングを実施してきた。
効果が実証されたことにより、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技技術総合開発機構)からの補助金交付が決まった。
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