ライフデザイン・カバヤはこのほど、木造軸組工法にCLT耐力壁を組み込んだ新構法「CLTハイブリッド構法」を開発。「CLT MASTERS」のブランド名で展開していく。2・3階建ての「WAGO」、平屋の「ANJU」からスタートし、10月からは注文住宅の全ブランドを同構法に切り替える。また、同社の商圏外でも同構法展を展開していくため、新しいFC「GRAND NESTA(グランネスタ)」を立ち上げる。
同構法は、地震に耐えるだけではなく“住み続けられる家”を目指し、面材の4周を切り抜いた八角形のCLT耐力壁を筋交いの代わりに内周部の壁に組み込む構造を採用。柱と梁が交わる部分の面材を取り除くことで、地震時に柱・梁に加わる力を逃す。実大振動台実験では、震度5~7相当の地震波を70回加振したが、ホールダウン金物などを締め直さないままでも倒壊しなかった実績がある。
また、2024年2月には壁倍率5倍の国土交通大臣認定を取得。構造強度を保ったまま耐力壁の枚数を減らすことが可能となり、間取りの自由度や可変性が向上した。
同社が非住宅向けに展開する「LC-core構法」が、ほぼ全ての箇所でCLTパネルを利用するのに対し・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号6面(2024年10月10日発行)に掲載しています。
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