静岡県や愛知県の工務店、設計事務所などで構成される一般社団法人「未来へつなぐ工務店の会(みらつぐの会)」は9月20日、会のメンバーの1人のJIN建築工房(名古屋市)代表・小森仁さんを講師として、空調設計の基礎講座をオンラインで開催した。メンバー以外も含めて、エアコンを利用した全館空調を実践するなかで課題を抱えていたり、レベルアップを目指そうといった工務店の設計者ら約50人が参加。空調(熱)負荷計算の演習問題などにも取り組み、理解を深めた。
小森さんは「空調設計の第一歩は空調負荷計算」とし、「外皮、内部発熱(人体・家電)、日射、換気による熱負荷を正確に計算することが大切」と訴えた。参加者は小森さんから、窓や換気からの熱負荷の計算手法などについて細かな解説を聞いた後、実際に「夏の暑い日」の冷房負荷や「冬の寒い日」の暖房負荷を導き出す演習問題に臨んだ。
小森さんは、空調負荷を正確に計算し、それに応じた適切なスペックのエアコンを選定したうえで・・・
この記事は新建ハウジング10月10日号3面(2024年10月10日発行)に掲載しています。
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