ルームクリップ(東京都渋谷区)と自然換気装置の開発・販売を行う佐原(岩手県一関市)はこのほど、RoomClipユーザー832人を対象に実施した「住宅の24時間換気(※)に関する共同調査」の結果を発表した。これによると、住宅の24時間換気を「おこなっていない」人は26.6%と約4人に1人にのぼることがわかった。
(※)同調査における「24時間換気」は、自然給気と機械排気を組み合わせる「第3種換気」によるものを指す。
吸気口を24時間開けている人は約7割で、日常的に閉めている人はあわせて20.8%だった。このうち12.1%が「全く開けていない」と回答した。
吸気口を開けない理由として、最も多かったのは「開ける必要性を認識していない」(36.8%)だった。次いで、「虫が入ってくる」(26.5%)、「室温への影響」(17.1%)、「壁が汚れる」(5.1%)と続く。外部からの虫やホコリの侵入、壁の汚れを懸念する声が多く、換気設計の重要性が明らかとなった。
両社は今後、効果的な換気の実現に向けた取り組みで連携。24時間換気の重要性の啓発や、24時間換気をしやすくする環境について提案を行っていくとしている。
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