日本政府観光局(JNTO)は10月2日、大手旅行雑誌『コンデナスト・トラベラー』による読者投票ランキング「リーダーズ・チョイス・アワード2024」(米国版・英国版)の「世界で最も魅力的な国」として、日本が2年連続で第1位に選出されたと発表した。さらに人口50万人以上の大都市部門「世界で最も魅力的な大都市」ランキング(米国版)では、東京が3年ぶりに第1位に輝いている(昨年は第2位)。
『コンデナスト・トラベラー』は、高所得者層を中心とした読者を持つ大手旅行雑誌。高品質の旅行、ホテル、レストラン、買物などに関する情報を掲載している。読者数は米国で約350万人、英国で約8万人。他に、ホテルやクルーズなどテーマ別のランキングも掲載している。
2024年のランキングのうち「ベストカントリー部門」では、1位の「日本」(94.79ポイント)に続き、2位「ポルトガル」(92.69ポイント)、3位「トルコ」(92.4ポイント)、4位「イタリア」(92.16ポイント)、5 位「スペイン」(92.14ポイント)が上位となった。
「大都市部門」では、東京に次いで2位「シンガポール(シンガポール)」、3位「シドニー(オーストラリア)」、4位「ケープタウン(南アフリカ)」、5位「ウィーン(オーストリア)」などが選ばれた。
日本および東京都が第1位に選ばれたことについて、蒲生篤実・JNTO理事長は「訪日旅行に対する非常に高い期待やさらなる高付加価値化への可能性を感じてうれしく思う」とコメント。
小池百合子・東京都知事は「東京では神社仏閣をはじめ、優れた伝統文化とアニメなど最新のポップカルチャーが共存。都心エリアに機能的なオフィスビルが立ち並ぶ一方で、豊かな緑と水に囲まれた美しい自然にも恵まれている。こうした東京の魅力が世界中の人々に認知されていることをうれしく思う」と話し、行政と民間の連携による取組の成果であることを強調した。
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