低予算のラク家事の家を受注するには、どのように顧客とやり取りしてプランをまとめるのか。編集デスクの松本めぐみが家事と育児に熱心な顧客になり切り、ローコスト住宅に強い菅沼建築設計のプラン提案を体験。費用対効果の高いプランを提案する方法を学ぶ。
取材・文:大菅力 取材協力/図面・パース作成:菅沼建築設計 (注)菅沼悟朗氏と森山郁子氏の2人に取材したが、会話の発言者は「菅沼」に統一した
POINT1 低予算の場合に冒頭で伝えることはコレ
総2階が基本となり
平屋は難しい
平屋が難しい理由を60文字で説明 |
平屋は基礎の面積が2倍になり高額に。住宅街では採光の点で不利。上下階にスペースが分かれるのはプライバシー面など利点もある |
▶︎▶︎▶︎ヒアリング要約❶ 平屋か2階建てか
菅沼 予算的には延べ床面積30坪未満で総2階が適している。平屋は基礎の大きさが2倍になる。また敷地は3方が建物に囲まれている。採光上も総2階が有利。平屋にこだわる理由はなにか
松本 憧れが第一。次に上下移動の負担が小さいこと。特に老後は利点だと思う
菅沼 憧れは理解できる。利便性はどちらとも言えない。上下階のほうが動線がシンプルになる、プライベートエリアを分けやすい、子育て世帯には吹き抜けから声が通りやすい利点もある
松本 逆に2階建ての利点もあるのか
菅沼 上下階の移動がきつくなるのは・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー10月号(2024年9月30日発行)『ラク家事デザイン[超]基本テクマスター編』(P.32〜)でご覧ください。
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