住宅FCのイザットハウス(東京都新宿区)は7日都内で開いた加盟店総会で、屋根集熱パネルと地中の地熱蓄熱パネルに補助冷暖房として水冷媒ヒートポンプなどを組み合わせた省エネ住宅システム「エネシフト」を発表した。
新システムは、夏場の太陽熱を屋根通気層内部の集熱パイプに集めて地下3メートルに蓄熱しておき、地表面までに熱が伝わる約3カ月の時差を利用して冬場に暖房として利用する。補助冷暖房として独自に開発した水冷媒ヒートポンプを用いることでシステム稼動の効率化を実現した。さらに屋根北面に太陽光発電パネルを敷設することでヒートポンプの稼動電力をまかなえば、エネルギー自給住宅も可能だという。
システム価格は屋根用集熱パネル、地中に敷設する蓄熱パイプ、循環ポンプ、制御基盤、センサー一式の標準タイプで約50万円。今年3月1日から全国の同FC加盟店を通じて発売する。
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