売り物件の新規登録20カ月連続プラス ―8月のレインズ活用状況

不動産流通推進センター（東京都千代田区）は9月20日、全国の不動産情報を取り扱う指定流通機構（レインズ）の8月分の活用状況を公表した。新規登録件数は31万2635件で、前年同月比3.2％減で5カ月連続でマイナス。前月比も9.6％減と3カ月ぶりにマイナスに転じた。成約報告件数は4万1087件で前年同月比5.7％増とプラスに転じ、前月比は12.1％減と2カ月連続マイナスとなった。総登録件数は87万2663件で前年同月比0.7％減の3カ月連続マイナス、前月比は1.2％増と5カ月連続プラスとなった。

売り物件数の新規登録件数は11万1820件。前年同月比5.0％増で20カ月連続プラス、前月比は10.7％減で3カ月ぶりにマイナスに転じた。成約報告件数は1万3220件で前年同月比は7.6％増と15カ月連続プラスとなったが、前月比は19.7％減で2カ月連続マイナスとなった。総登録件数は4万24157件で前年同月比11.2％増の27カ月連続プラス、前月比は1.3％増で5カ月連続プラスとなった。

賃貸物件の新規登録件数は20万0815件で前年同月比7.3％減の30カ月連続マイナス。前月比は9.0％減で2カ月連続マイナスとなった。成約報告件数は2万7867件で前年同月比4.9％増と4カ月ぶりにプラスに転じ、前月比は7.9％減と2カ月連続マイナスとなった。総登録件数は44万8506件で前年同月比9.8％減の24カ月連続マイナス、前月比は1.1％増と5カ月連続プラスとなった。

新規登録売り物件の取引態様別では、売主が35.1％を占め、専任媒介は33.3％となった。成約報告売り物件の取引態様別では、専任媒介は53.5％、専属専任は16.7％を占めた。