LIXIL(東京都品川区)は9月20日、「住まいから未来へつなぐプロジェクト2024」と「みんなにキレイをプロジェクト2024」を、10月から12月までの3カ月間実施すると発表した。2023年度に引き続き、両プロジェクトを通じて行われた寄付は、支援を必要としている子どもたちのために活用する。
ハウジング事業による支援プロジェクト「住まいから未来へつなぐプロジェクト2024 ~気候変動の影響を受ける子どもたちのために~」では、高断熱窓、玄関ドア、外付日よけなど、住まいの断熱化によって冷暖房の使用を抑制し省エネになる商品を購入してもらうことで、CO2排出量削減に貢献。国内での対象製品1台購入につき50円または100円を寄付し、気候変動の影響を受ける国と地域の子どもたちの災害支援や、将来の影響にそなえるために活用される。
今年度は上限寄付金額を3000万円に拡大。自然災害の緊急人道支援や気候変動に対する予防、リスク軽減、気候・環境教育など、ユニセフの気候変動対策支援に使われる予定。2023年度は総額2000万円を寄付し、一部が2022年の大洪水で大きな被害を受けたパキスタンの子どもたちの支援に活用されている。
水まわり事業による支援プロジェクト「みんなにキレイをプロジェクト2024 ~世界中にトイレと手洗いを~」は、国内の対象商品(シャワートイレ一体型、キャビネット付トイレ、キッチン用タッチレス水栓ナビッシュ、洗面化粧台用タッチレス水栓ナビッシュ)を購入してもらうことで、自宅の住環境がきれいになるだけでなく、グローバルな衛生環境の改善に貢献。ユニセフとのグローバルパートナーシップ「MAKE A SPLASH!」を通じて、国内の対象商品を1台購入につき150円を寄付する。今回で3回目。上限寄付金額は2000万円。
2023年度は総額2000万円を寄付し、ケニアの衛生環境改善活動に貢献。最大1万5000人の生徒が衛生的なトイレを使えるようにすることを目標に、学校への新たなトイレの設置や衛生習慣の促進などに活用されている。今年度も、ケニアにおける基本的な衛生設備の設置、トイレの設置に必要な職業訓練、衛生環境の重要性に関する理解促進のための教育などに使用される予定。
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