関家具(福岡県大川市)とキューサイ(福岡県福岡市)は9月19日、SDGs週間(9月20日~29日)に向けて全国の20歳~79歳の男女622人を対象に実施した「家具のSDGs実態調査」の結果を発表した。
木製家具を再利用(リサイクル、リユース、アップサイクル)することへの関心度は、全体が56.5%なのに対し、20代は74.0%だった。メンテナンスすることへの関心度についても、全体が57.5%、20代は70.9%といずれも年代別で20代が最も高い割合となり、他の年代よりも家具のSDGsへの関心が高いことが明らかとなった。
木製家具(テーブル)のメンテナンス方法について、全体と20代を比較したところ、「軽い傷の補修(木工用ワックス・サンドペーパーなど)」を実施しているのは全体が13.0%、20代は23.5%、「深い傷の補修(木工用パテなど)」は全体が7.7%、20代は20.6%と、いずれも20代が10%以上高いことがわかった。一方、「日常のお手入れ(乾拭き・水拭き・埃とりなど)」は、全体が87.9%なのに対し、20代は70.6%と、こまめなお手入れの実践度はやや低くなっている。
不要になった古い家具の取り扱いについて聞いたところ、全体の45.8%が「自治体の粗大ごみ収集サービスに依頼して廃棄する」と回答。不要な家具を粗大ごみとする割合は年代とともに上昇する傾向にあり、20代は27.1%と最も低くなった。また、20代は古い家具を「家族や友人・知人に譲る」「リユースやフリマアプリで売る」など、再利用することを選択する割合が全体より高くなっている。
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