電気給湯機器の専業メーカー、日本イトミック(東京都墨田区)は、電気給湯機器のショールームを併設した研究・開発施設「iTOMIC LABO(イトミック ラボ)」を10月にオープンする。最新の電気給湯機器を実演・体感できるほか、個別ニーズに対応するさまざまな研究開発・実験などを行っていく。
地上4階・地下1階の鉄筋コンクリート造で、敷地面積205.42㎡、延床面積664.43㎡。白を基調とした外観で、熱負荷の低減・照明の効率化を図りつつ敷地部分を積極的に緑化し、企業イメージの「クリーン&グリーン」を表現。エントランスホールは階段部分を吹き抜けにして明るく開放的に、2階の試験室・3階の開発室はあえて配管をむき出しにしてラボ感を演出した。4階には、11月5日から同施設併設の展示場を開設。同社最新の電気給湯機器が出湯可能な状態で体感できる。見学予約はこちらから。
同施設は、省エネルギー技術の採用により、外皮性能BPI=0.46(基準値から54%削減)を実現しZEB Readyを達成。外断熱や「Low-E複層ガラス」で高い断熱性能を確保したほか、ブラインドや庇、カーテンウォール等によって空調負荷・日中の照明負荷を低減した。また、高効率空調、全熱交換器、高効率照明、各種センサーを採用し一次エネルギー消費量を低減。太陽光パネルによる創エネルギーを含めると、BEI=0.41(59%削減)となる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。