ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は9月13日、リフォーム事業に本格参入すると発表した。同社のリフォームビジネス部が運営する「KEIAIのリフォーム(ケイアイのリフォーム)」とグループ物件のリフォーム工事を行うリノベーション部の2部門で展開し、リフォーム事業の拡大を目指す。
「KEIAIのリフォーム」は、小規模~大規模リフォーム工事を受注する。リノベーション部は、同社グループの物件を購入または建物の請負契約工事を発注した顧客のリフォーム工事を、施工専門チーム「リノベプロ」が施工する。
「KEIAIのリフォーム」は、2023年10月からリフォーム事業を開始し、栃木県真岡市と茨城県水戸市に店舗を展開。リフォーム需要の高い内装や外装、水回りなどをセットにしたパック商品から、個別リフォームまで幅広く対応している。今回、中古物件をフルリフォームしたモデルハウスを、7月に栃木県宇都宮市(宇都宮モデルハウス)、8月に茨城県水戸市(水戸モデルハウス)にオープンし、実際の完成物件を見学できるようにした。
リノベーション部は、2020年4月の事業開始以降、受注件数は前年度比196%増と拡大。ベテラン社員から新卒入社の社員、外国人材まで幅広いメンバーで構成する専門チーム「リノベプロ」を擁し、リフォーム工事に必要な施工知識や技術、職務をこなすことができる高度な「多能工」が多様なニーズに対応する。今回のモデルハウスも「リノベプロ」が施工を担当している。
同社は今後、受注状況に応じて施工エリアの拡大や店舗、モデルハウスの新規開設を図り、顧客ニーズに対応できる体制を整えるとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。