「地域工務店が手がけるかっこいい住宅」の普及を目指して工務店支援を行うARC style(アークスタイル、静岡県富士市)は9月9日、東京都内のホテルで開いたパートナー総会のなかで「ジャパン・デザイナーズハウス・アワード2024」の最終審査と表彰式を行った。デザイン・設計力、技術力の向上を目的とする同アワードに今年は、同社が全国展開するVCネットワークに加盟するパートナー工務店の住宅実例12作品がエントリー。それぞれの設計者がコンセプトや特徴についてプレゼンし、特別(外部)審査員と会場参加者(パートナー工務店)が良かった作品に投票。事前に行っていた特設ウェブサイトの一般投票の結果とあわせてプラチナ賞(最高賞)など各賞を選出した。
プラチナ賞は、リビングモチーフキキ(三重県亀山市)の「温泉のある平屋で至福のひとときを」が受賞。温泉が利用できる場所に建てたセカンドハウスで、十和田石を用いた非日常を満喫できる浴室をプランの中心に据えた。前面道路に面する玄関以外に開口のないシンプルでスタイリッシュなファサードが特徴的で、家族や友人が集まったときに外部に気兼ねなく楽しめる建物に囲われた広いテラスを備えるコートハウスとなっている。同社社長の竹森徳人さんは「家具も一般的な住宅とは異なる非日常を感じられるものにこだわった。自分たちの造作の技術も存分に発揮することができた」と語った。
アワードでは・・・
この記事は新建ハウジング9月20日号13面(2024年9月20日発行)に掲載しています。
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