イケダコーポレーションは8月23日、「持続可能な未来へ~日本のパッシブハウスと断熱の今~」をテーマに、工務店や設計事務所を対象とするセミナーを愛知県名古屋市内で開き、東海エリアを中心に約50人が参加した。パッシブハウス認定のサポートなども手がける鎌倉寿さん(鎌倉寿建築設計室)、木造建築の温熱環境に詳しい岐阜県立森林文化アカデミーの辻允孝教授(木造建築専攻)が講師を務めた。断熱等級6・7の新設などを受けて高性能住宅が広がりつつあるなか、つくり手に対して、より快適で省エネな住宅を実現するための“一歩先”のノウハウを伝えた。
ドイツ・パッシブハウス研究所の認定パッシブハウスデザイナーで、愛知県豊田市を拠点にパッシブハウスの設計や監理、認定のコンサルティング業務などを行う鎌倉さんは、同研究所が開発したExcelベースのシミュレーションソフト「PHPP(パッシブハウス・プランニング・パッケージ)」の機能の解説なども交えながらパッシブハウスメソッドを紹介した。
鎌倉さんは国内のパッシブハウスの現状について「現在、認定は90棟で、今年中には100棟を超える勢い。ここ数年で一気に増えている印象」とし、その要因として・・・
この記事は新建ハウジング9月10日号12面(2024年9月10日発行)に掲載しています。
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