大工を社員として雇用、育成に取り組む工務店で組織される東京大工塾(理事長=佐藤義明・ハウステックス社長)は、8月24・25日に東京都小金井市で開催された「夏休み木工チャレンジ」の会場で、木造住宅の建て方と上棟式の実演を行った。炎天下にも関わらず多数の観衆が集まり、13人の若手大工が構造材を組み上げたり、木材を手刻みで加工する様子を興味深そうに眺めていた。
夏休み木工チャレンジは、建材流通のタカキ(東京都東大和市)が中心となって、2015年から実施しているものづくりイベント。今年は10周年を記念し、東京大工塾による建て方実演が企画された。
JR武蔵小金井駅近くの広場に足場を組み、24日9時過ぎから建て方がスタート。大工らは佐藤理事長の指示を受けながら約2時間で上棟までを終えた。会場では、小金井市在住のミュージシャン・マスター木村さんが軽快なトークで通行人の関心を引いた。途中、大工に仕事の楽しさ、やりがいなどについてインタビューし、見学者にもマイクを向けて大工の仕事ぶりを見た感想を聞くなどして、会場を盛り上げた。
上棟後は・・・
この記事は新建ハウジング9月10日号2面(2024年9月10日発行)に掲載しています。
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