OMソーラー(静岡県浜松市)は、「来年建築可能な太陽の光や熱の恵みを生かした日本の木の家」の設計コンペを開催する。OMソーラー会員部門、一般部門の2部門制で、入賞作品は全国の地域工務店が利用できるように商品化する。エントリー受付期間は9月30日まで、作品送付期限は11月30日。
募集するプランは、木造軸組工法の1~2階建てで、延べ床面積20~35坪。居住者は1~4人(年齢や性別は自由)の想定とする。また敷地は指定の6区画から任意のものを選ぶ。実際に建築されたり現在計画中の住宅か、建築の予定がないかは問わない。
設計テーマは、▽太陽の光や熱の恵みを生かした設計をすること(空気集熱ソーラーや太陽光発電の有無は任意)。一方で夏場の日射遮蔽や年間を通じたグレア対策も両立させること▽省エネルギー、脱炭素、気候風土、景観、耐久性、暮らしやすさへの配慮、工夫が設計から読み取れること▽庭や外構計画と建物との一体的なデザインを心がけること▽なるべく多くの人に手の届く価格帯を意識し、費用対効果の高い計画とすること―の4点。
審査員は建築家の堀部安嗣さん、住まいと環境社・野池政宏さん、新建新聞社代表取締役・三浦祐成。審査により最優秀賞(賞金50万円)数点、優秀賞(30万円)3点、佳作(10万円)10点を選出する。結果は2025年1月、同社ウェブサイトで発表し、同年中に商品化した入賞作の建築を各地でスタートする。
問い合わせは同社日本の木の家プラン募集係(TEL 053-488-1700、メール info*omsolar.jp)まで。 ※*は@に変えてください
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