厚生労働省が8月27日に公表した2023年の「雇用動向調査」結果によると、23年の1年間に事業所が新たに採用した入職者数は850万人、退職・解雇、他企業への出向者を含めた離職者数は798万人となり、入職者が離職者を52万人上回った。建設業は入職者が27.8万人、離職者が28.1万人で、離職者が入職者を0.3万人上回っている。
建設業の入職率は10.0%、離職率は10.1%。入職率から離職率を引いた入職超過率は-0.1%となった。このうち一般労働者の入職率は10.0%、離職率は10.3%、入職超過率は-0.3%。パートタイム労働者の入職率は9.7%、離職率は5.6%、入職超過率は4.1%だった。
他産業では、「サービス業」(19.9%)、「宿泊業・飲食サービス業」(19.8%)での入職率が高く、「生活関連サービス業・娯楽業」(20.8%)と「サービス業」(19.3%)で離職率が高かった。
転職後「賃金が増加した」は37%
全産業の傾向として、年齢別では「55~59歳」以下では女性が男性より入職率が高く、「60~64歳」以上では男性の方が高くなっている。
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