住宅の業界では新築から中古(リノベ)主体に仕事が変わっていくと言われている。不動産側からはどのように見えているのか。(公社)全国宅地建物取引業協会連合会への取材をもとにまとめた。
戸建ての買取再販は伸び悩む
◉最初に戸建ての中古住宅を見ていく。最近の中古住宅の成約件数は堅調だが、物件購入後にリフォームやリノベをして販売する買取再販は中古マンションほどは増えていないと思われる
➡︎買取再販の統計はないが、大手の取り組みを除くと業界で話題になることがほぼない
◉買取再販が伸びないのはリノベの工事費が読めないため。中古住宅の販売価格は主に立地で決まる。工事費が予想よりかさんでも売り値に反映できない
◉上記の理由から戸建ての中古住宅はそのまま売られることが大半。買取再販の場合も再販価格を考慮すると、耐震性能を改善するまでの大規模な改修は行いにくい
➡︎多くは耐震性能や耐久性を回復させるリノベまでは行わないため、不具合が発生するリスクが残る
◉大都市圏以外の買取再販では工事費・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー9月号(2024年8月30日発行)『リノベ市場[超最前線]ささっとガイド』(P.16〜)でご覧ください。
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