アンドパッド(東京都千代田区)はこのほど、大成建設(東京都新宿区)と「ANDPAD BIM」を使った現場BIM推進のための現場検証を開始すると発表した。検証期間は2025年3月までの予定。
同社は、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」上で、BIMデータ等を閲覧できる「ANDPAD BIM」のβ版を昨年7月に公開。建設現場の現場BIM活用を促進し、協力会社と現場コミュニケーションの効率化を支援する機能を備えており、今回、すべての新築現場でBIM活用を推進する大成建設において現場検証を実施。パイロット・プロジェクトで開発した「エリア機能」等の新機能の効果を複数現場で検証していく。
「ANDPAD BIM」は、ANDPADユーザーなら誰でもANDPAD上でBIMデータを閲覧でき、現場でBIM情報を共有可能。BIMデータを現場単位で管理でき、サブコンBIMデータとも連携できる。タブレットを使って現場で職人とBIMを見ながら調整できるほか、特定の視点で保存・書き込みが可能なため、作業員への指示出しもしやすい。「エリア機能」では、Viewer上にラベル付きのボックスを作成し、3次元の簡易的な施工計画を作成、作業員との共有が可能となっている。図面ではイメージしにくい箇所を、図面とBIMビューを相互移動して確認できる。
大成建設は、施工計画・作業間調整・作業指示などのシチュエーションにおいて、BIM Viewerの効果的な活用方法を検証する。現場BIMを、現場監督と協力会社の作業員が活用できるかにフォーカスし、施工段階ごとに現場実証を行う。
同社は、「ANDPAD BIM(β版)」の先行ユーザーを10社限定で募集。問い合わせはこちらから。
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