国土交通省が8月20日に公表した建設総合統計(2024年6月分)によると、6月の出来高総計は4兆4805億円となり、前年同月比で1.1%増。このうち民間の出来高総計は2兆7933億円で同0.5%の減少となった。
民間総計の内訳は、建築が2兆2139億円で同0.1%の増加。土木が5795億円で同2.9%の減少となっている。建築のうち居住用は1兆2940億円(同1.5%減)、非居住用は9198億円(同2.5%増)だった。一方、前月比では居住用が2.7%増、非居住用は2.5%増となっている。
公共の出来高総計は1兆6871億円で前年同月比3.9%の増加。内訳は建築が4563億円 (同12.2%増)、土木が1兆2308億円 (同1.1%増)。建築のうち居住用は542億円 (同5.0%増)、非居用は4022億円(同13.3%増)だった。
「建設総合統計」は、国内の建設活動を出来高ベースで把握することを目的としたもの。「建築着工統計調査」と「建設工事受注動態統計調査」から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、月ごとの工事出来高として推計している。
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