日本ホウ酸処理協会(JBTA、荒川民雄代表理事)は8月2日、第3回全国大会を開催した。信州大学工学部建築学科助教・中谷岳史さんがゲストに招かれ、近年多発している水害への対処法について、事例をもとに講演した。
中谷さんは2019年の台風19号で自身が被災したことを契機に、水害で被災した住宅の応急処理や復旧への支援に取り組むようになった。以来、5年間で7件の復旧を支援した。
水害で被災した住宅を復旧するには、新築の4割から5割の費用を要するという。また、加えて「応急処置や復旧の基本は極めて面倒な掃除」、「被害が同時多発的で近隣の助け合いが困難」、「工務店などもOB顧客対応に追われ人手が不足するため、ボランティアなど一般との連携が不可欠」など、特有の難しさがある。
応急処置や復旧工事で役立つ具体的なポイントも紹介。応急処置のため被災住宅に、土足で入るにあたっては・・・
この記事は新建ハウジング8月20日号11面(2024年8月20日発行)に掲載しています。
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