7月31日、日本銀行が追加利上げを決め、住宅ローンも金利動向が気になるところだ。LIFULL HOME’Sの「住宅ローンに関する意識調査」によると、検討者は金利上昇を予想し、慎重に考えている一方、低金利下での住宅を購入した層は将来を楽観視するような意見が多く、検討者とは大きな意識の差が見られる。
直近10年間で住宅を購入し、住宅ローンを利用中の人々(以下「購入者」)のうち、66.1%は変動金利型を利用している。対して、今後5年以内に住宅を購入し、住宅ローンを利用する予定のある人(以下「検討者」)で、変動金利型を主に検討しているのは34.3%にとどまり、固定金利型を選択した割合が高くなった。また固定金利型の中でも、固定金利期間20年以内を検討している人が4割を占めた。
世帯年収倍率を見ると、購入者、検討者ともに・・・
この記事は新建ハウジング8月10日号1面(2024年8月10日発行)に掲載しています。
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