構造システム(東京都文京区)は、建築構造計算および各種構造計算用ソフトウェアのプログラム開発と販売を行う。2025年の法改正への備えとして提案しているのが、木造住宅計算ソフト「HOUSE-ST1(ハウス エスティーワン)」と戸建て住宅省エネ計算ソフト「HOUSE-省エネ」のセット利用だ。セットで利用すると、木構造計算または耐震診断・補強を検討した建物データを省エネ計算で活用でき、建物データの整合性が保たれるほか、入力の手間を減らすことができる。新築住宅向け、既存住宅向けを用意しており、取り扱う物件によって選ぶことができる。価格はセットで購入すると10%割引とお得。オンライン販売での購入だとさらに10%割引になる。IT導入補助金の対象製品。
「HOUSE-ST1」は、「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」に準拠した構造計算に加え、屋根トラス(JIS A 3301を用いた木造校舎に関する技術資料のTG2)や高倍率耐力壁を扱った大空間の構造計算にも対応する。計算した結果は、伏図などと共に構造計算書として出力。3階建てのほかに、2階建て以下、最下階RC/S造、2階、2・3階木造の立面混構造に加えて、1・2階RC/S造、3階木造の立面混構造の木造部分の構造計算が行える。
「HOUSE-省エネ」は、建築物省エネ法に基づく平成28年省エネルギー基準に準拠。住宅の外皮性能(UA値ηA値)と一次エネルギー消費量の計算、省エネルギー等級や冷暖房費など、多彩な計算・出力機能を搭載。戸建て住宅の省エネルギー設計、届出業務をトータルに支援する。
間取り図を描くような簡単な操作で住宅モデルを入力でき、外壁、屋根、開口などの外皮面積や熱橋を、住宅モデルから自動で判別・集計。設計変更にも柔軟に対応する。
資料請求は【木造住宅の構造計算「HOUSE-ST1」】まで。
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