カナダの軽量発泡断熱材メーカー・アイシネン(1986年設立、従業員156人)は19日、日本をはじめとするアジア市場への需要拡大めざし、新たな販売強化策を発表した。
軽量発泡断熱材は、壁、天井、床下になどに直接スプレーを吹き付けて発泡させることで気密性・断熱性を保つ断熱材。同社はカナダ・アメリカで25万棟以上の実績をもち、北米ではトップシェアのひとつ。
1999年には日本総代理店「キングラン」と契約し、日本進出した。2000年に韓国、2004年に中国に進出し、現在同社全体の売上げにおけるアジア市場のシェアは5%弱。
今後日本では、2009年度までに施工用トラックを現在の25台から50台へ増加。売上げを06年度の2倍に当たる20億円をめざす。
また台湾・フィリピン・マレーシアなどアジア市場向けに、日本国内に製造工場を新設する予定。候補地は福岡・東京・横浜が挙がっているという。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。