三菱UFJ銀行は7月31日、日銀による追加利上げ決定を踏まえ、円普通預金の金利を現行の0.02%から0.10%に引き上げると発表した。9月2日付で適用する。三井住友銀行とみずほ銀行もそれぞれ8月6日と9月2日に同様の改定を行う。
普通預金金利引き上げは、日銀が3月にマイナス金利政策を解除した後に実施して以来。利息が増えるため、預金者にとってはプラスとなる。他の銀行も追随する見通しだ。
一方、大手5行は8月の住宅ローン金利も発表。変動金利は据え置いたが、7月30日までの長期金利の動向を踏まえ、4行が代表的な固定期間10年の基準金利を引き上げた。
10年固定の最優遇金利は三菱UFJが前月から0.02%引き上げ1.27%、三井住友が0.10%引き上げ1.85%、りそな銀行が0.04%引き上げ1.790%、三井住友信託銀行が0.02%引き上げ1.415%とする。みずほ銀は1.45%に据え置く。
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