大和ハウス工業(大阪府大阪市)は、2月26日から奈良県奈良市の工場を環境配慮型の「D’s SMART FACTORY(ディーズ・スマート・ファクトリー)」に建て替え、12月から操業を始める。
現在、近畿2府4県向けの戸建て住宅・賃貸住宅用部材の生産・出荷を行う奈良工場は、日本初の工業化住宅の生産工場として1965年4月に操業。建設から半世紀が経過したことを考慮し、今後発生しうる大規模地震などに備えて防災性の高い工場への建て替えを決めた。
「ディーズ・スマート・ファクトリー」は、屋根や窓に日射遮蔽・高断熱などの環境配慮をほどこすとともに、立地条件に応じた採光・通風を計画。太陽光発電システムやリチウムイオン蓄電池、建築設備・生産設備のエネルギーを総合的に管理する「スマートマネジメント」を採用する。
工場棟だけでなく事務所棟、食堂棟でも環境配慮形技術を導入、ショールームとしても活用していく。あわせて工場内に戸建て住宅用の体験施設「住まいの科学体験館(仮称)」を建設し、2013年度中のオープンをめざす。
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