log build(ログビルド、神奈川県横浜市)は7月30日、同社が提供するVR現場空間化サービス「Log Walk(ログウォーク)」が積水ハウス(大阪市)の現場管理ツールとして標準採用されたと発表した。
同社は、建築会社の業務効率化を支援するため、リモート施工管理プラットフォーム「Log System」を展開しており、現場を360度のVR現場空間化する「Log Walk」、遠隔臨場・リモート立ち会いができる「Log Meet」などを提供。「Log Walk」では、リコーの360度カメラ「RICOH THETA」を使用し、建設現場をVR現場空間として可視化することで、建設会社が抱える現場監督の過重労働や施工品質のばらつき、安全管理の不徹底といった課題の解決に貢献している。
積水ハウスでは、建物が大型化・複雑化・多様化するなか、デジタル技術活用による適正な品質・安全管理の実施と現場管理業務の効率化の両立が求められているとして、今回、全国の現場に「Log Walk」を導入することで、施工管理DXを実現。工事進捗確認と遅延の早期発見、隠ぺい部の施工品質確認、工事問い合わせの早期解決と施工手戻り削減、安全性の向上が可能となり、現場監督の業務負荷軽減と施工品質の向上を図る。また、施主への報告・説明の質を向上させ、顧客満足度向上にも寄与するとしている。
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