国土交通省が7月31日に公表した6月の新設住宅着工戸数は、2カ月連続の減少となる6万6285戸(前年同月比6.7%減)だった。全体の戸数は前月からわずかに増加したものの、持家、貸家、分譲住宅のいずれも低調な状況となった。季節調整済み年率換算値は76.5万戸(前月比5.9%減)となった。
利用関係別では、持家は1万9181戸(前年同月比5.6%減)で、31カ月連続で減少した。依然として生活者のマインド低下が大きく影響していると見られ、投資予定額も5656億円(同2.0%減)となった。
貸家は2万8233戸(同6.2%減)で2カ月連続の減少となったが、受注額は堅調に推移している。分譲住宅も2カ月連続で減少し、1万8361戸(同8.6%減)となった。うち一戸建(同13.8%減)は20カ月連続減、マンション(同2.1%減)も3カ月ぶりに減少した。
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