国土交通大臣は7月23日、東京都と渋谷区が東京都児童会館跡地を中心に進めている渋谷一丁目地区共同開発事業を、「優良な民間都市再生事業計画」として認定した。事業者は認定によって金融支援や税制上の特例措置を受けることができる。
同事業は、都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷区)の第2弾で、東京都児童会館跡地と、隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎、渋谷区立美竹公園を一体的に共同開発する民間プロジェクト。事業者グループはLink Park(ヒューリック、清水建設)。
事業計画によると、建設予定の建物は地上14階、地下2階、塔屋1階。旧児童会館の歴史を踏まえ、子どもたちの主体性を育む創造文化教育施設や、クリエイターの活躍機会の提供などを行うクリエイター育成・交流・発信施設等を整備する。また、美竹公園との一体整備という特性を活かした緑豊かな外構や、敷地内の広場・貫通通路を整備。災害時に地域の災害対応の拠点となる避難所・一時滞在施設を整備するなど、省エネ・創エネ、防災・環境に配慮した計画としている。
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