いばやし建築の井林一敏氏の話をもとに、同氏の自邸について本誌にて記事化いたしましたが、同建物の設計者である一級建築士事務所アーク・ライフの高本直司氏より、一部の設計内容に誤りがあると指摘を受けました。井林一敏氏に確認の上、以下の内容を訂正いたします。
■ 2024年4月号掲載「めり込みや結露も考慮 構造用合板12mm厚の工夫」(P10~12)
・「井林さん自身が設計施工を手がけた自邸『井林邸』」とありましたが、同邸の設計監理は高本直司氏が担当しました
・本稿掲載図面は、高本直司氏が井林一敏氏に提供しました
〈10頁〉
誤:室内側にも合板を張っているのは、密度を高めたセルロースファイバーの圧力に、石膏ボードが耐えられない(ビス留め部が破断する)のを防ぐため
正:1.5mの積雪で耐震等級3を確保するため
誤:構造用合板は全ての箇所で、CN65釘を75㎜ピッチで打って留めている
正:外周部はCN65釘を100㎜ピッチで、水平構面は75㎜ピッチで打って留めている
誤:実は、一般的な9㎜厚の合板でも壁倍率は変わらない
正:一般的な9㎜厚の合板を使うと壁倍率は3.3倍または3.7倍になる
誤:スギ210×455㎜を四尺ピッチで配し
正:スギ210×105㎜を455㎜ピッチで配し
■ 2023年3月号掲載「棟梁が主要な工事を担って高性能・高品質化」(P17、P60~65)
・上述の通り、井林邸の設計監理は高本直司氏が担当しました
・確認申請用の図面一式とスケッチ(施工図等)を作成し、高本直司氏が井林一敏氏に提供しました(本稿掲載図面)
・暖房方式は、北海道の事例をもとに高本直司氏が井林一敏氏に伝えました
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。