デュポン・スタイロはこのほど、同社製の押出発泡ポリスチレンフォーム(XPS)断熱材「スタイロフォーム」による基礎断熱における線熱貫流率の任意評定を取得した。土間床等の外周部の線熱貫流率(ψ値)の計算において、定常二次元伝熱計算により算出した代表的な仕様の計算例の値を用いる方法(以下「早見表」)の適用対象外となるベタ基礎の基礎外断熱、および布基礎の基礎内断熱でも任意の数値を用いた外皮計算が可能になった。
2021年4月から、省エネ基準に基礎の熱貫流率を、基礎壁(立ち上がり部)と土間床(底盤)の外周部に分けて計算する新しい評価法が追加された。土間床の外周部は、基礎形状によらない値、または早見表の値、いずれかを用いて計算する。早見表はベタ基礎の基礎内断熱と布基礎の基礎外断熱のみ数値が設定されるため、それ以外の仕様ではψ値を、無断熱と同等の0.99W/㎡Kで計算しなくてはならない。
同社が取得した任意評定を使用すると基礎断熱の仕様を、外皮計算に正確に反映させることが可能になる。同社の試算では・・・
この記事は新建ハウジング7月30日号8面(2024年7月30日発行)に掲載しています。
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