ルスツリゾート(北海道留寿都村)を所有運営する加森観光(北海道札幌市)とNOT A HOTEL(東京都渋谷区)はこのほど、ルスツリゾートにて「NOT A HOTEL RUSUTSU」を共同開発すると発表した。2025年冬に販売開始予定。
「NOT A HOTEL RUSUTSU」は、ルスツリゾートスキー場のウエストマウンテン山頂に建設。建築デザインは、国際的に活躍するノルウェーの建築デザイン事務所「Snøhetta(スノヘッタ)」が手掛ける。建築家の主任インテリア担当のアナパトリシアさんは、「露天風呂と内湯、ジム、サウナなどの施設によって、身体の健康を保つだけでなく、内と外の境界線を曖昧にして自然を招き入れることを目指す」とコメント。天然素材や地元素材を使用し、幸福や自然との調和に対するアプローチを体現するとしている。
また、アジア・マネージング・ディレクターのリチャードウッドさんは「プロジェクトの基盤となったのはNOT A HOTELとの緊密なコラボレーション」とし、ランドスケープとそれぞれが持つ経験、土地への理解でプロジェクトが形成されているとコメント。素晴らしい自然環境からインスピレーションを受け、利用者にユニークな体験を提供するとした。
ルスツリゾートは、札幌・新千歳空港から約90分に位置し、World Ski Awards(ワールド・スキー・アワード)では国内最多受賞。3つの山に37コース、総滑走距離42km、4つのゴンドラと14のリフトを所有しており、平均年間降雪量は14m。美しい森林風景や洞爺湖・羊蹄山などの雄大な景色が魅力で、犬ぞりやスノーモービルなども楽しめる。
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