野原グループ(東京都新宿区)はこのほど、同社が設立したBA-plus(ビーエープラス、同)が、建設・BIM人材に特化した派遣・紹介事業を本格的に開始したと発表した。
同サイトでは、建設、土木、設備(空調・衛生・電気)、プラントなどの派遣、紹介を実施。職種は設計、CAD・BIM オペレーター、施工管理、積算・見積、建設営業、建設事務など。充実したBIM人材育成メニューによって、未経験者の戦力化も含めた多様なスキルの人材を派遣・紹介することが可能。派遣・紹介後もフォローし、BIMスキルを向上することで業界のBIM活性化の促進を図る。
建設産業では、労働人口の減少と高齢化などにより人手不足が深刻化しており、建設プロジェクトの遅延や品質低下が懸念されている。DX人材・BIM人材も不足傾向にあるため、野原グループはBA-plusを設立。同社が運営するBIM設計-製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」で施工の生産性向上を図るとともに、「BA-plus」でBIMに特化した優れた人材を建設関連企業に派遣・紹介し、業界全体のDX(BIM促進を含む)、技術力向上と効率化を促進する。
「BuildApp」は、設計事務所やゼネコンが作成したBIM設計データをより詳細なデータに置き換え、各建設工程で必要なデータとして利活用し建設工程全体の生産性向上を実現するクラウドサービス。設計・施工の手間・手戻りをなくし、製造・流通を最適化して、コスト削減と廃棄物・CO2削減に貢献する。
今後は、BIMの職務歴があり、即戦力となりえる外国籍人材の確保も強化し、建築関連企業のBIM人材のすそ野拡大にも寄与するとしている。
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