国土交通省が7月12日公表した2024年5月の「建設工事受注動態統計調査報告」によると、5月の受注高は前年同月比17.0%増となる9兆580億円となり、2カ月連続で増加した。元請受注高は5兆4113億円(同10.2%増)、下請受注高は3兆6467億円(同28.7%増)で、いずれも2カ月連続での増加となっている。業種別では、「総合工事業」が5兆1291億円(同14.2%増)、「職別工事業」1兆5839億円(同45.4%増)、「設備工事業」2兆3451億円(同8.5%増)となった。
元請受注高のうち、公共機関からの受注は同5.9%減の1兆2938億円で、3カ月ぶりの減少。民間からの受注は同16.4%増の4兆1175億円で、2カ月連続の増加となっている。1件500万円以上の工事に限ると、国の機関からの受注工事額が4309億円(同8.2%増)で3カ月連続の増加だったのに対し、地方機関からの受注工事額は7943億円(同13.2%減)で、3カ月ぶりの減少となった。
民間受注工事額最多は「住宅」
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