国土交通省は7月10日、国土交通分野のデータ整備・活用を目的としたオープンデータ化プロジェクト「Project LINKS(プロジェクトリンクス)」を開始した。同省が所管する施策などで得た行政情報のうち、活用されていなかったデータを機械判読や二次利用が可能なデータとして再構築、オープンデータ化することで新たなビジネス創出や政策立案の推進を目指す。オープンデータを活用した開発イベントも順次開催する。データの公開は9月頃を予定している。
当初公開予定のデータは、①無人航空機(ドローン)事故情報データ、②空き家データ、③公共交通分野データ(GTFSデータなど)。②「空き家データ」は、国土交通省、地方公共団体、民間事業者が保有する建築物ポリゴンデータや水道、住民基本台帳などのデータが提供される。これらのデータを活用することで、機械学習アルゴリズムにより建物単位で「空き家」を判別・推定し、GISデータの出力可能なシステムを構築する考え。開発したシステムをオープンソースソフトウェア(OSS)として公開することで、行政による空き家対策への横展開や民間事業者による空き家活用サービスの創出を促す。
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