建材販売や住宅事業を手がけるアオキ住建は6月29日、毎年開催している社員向けのセミナーを開き、講師として招いたサトウ工務店(三条市)代表の佐藤高志さんの話を聞いた。例年は労働安全衛生やコンプライアンスなどに関する内容の研修を実施しているが、資材価格の高騰や新設住宅着工戸数の落ち込みなど、住宅市場の厳しさが深刻化するなか、「地域の工務店についてより理解を深め、工務店と共に“住宅不況”を乗り越えていく」との考えから、佐藤さんに白羽の矢を立てた。
今回、研修内容の一新を提案し、佐藤さんに講師を依頼した同社建材事業部次長の渋谷拓矢さんは「(佐藤さんから)トップレベルの工務店による家づくりを学びたかったのはもちろんだが、もう1つの大事なポイントとして、住学の活動など、周囲の人を巻き込み、互いに良い影響を与え合いながら、何よりも楽しそうに仕事(家づくり)に向き合う佐藤さんの仕事観や人生観について話を聞きたかった」と語る。
セミナーで、自社の家づくりや住学の活動などについて話した後、佐藤さんは仕事を楽しむための前提として・・・
この記事は新建ハウジング7月20日号2面(2024年7月20日発行)に掲載しています。
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