明治安田生命保険が18日公表した今年の夏休みに関するアンケート調査によると、レジャーなどに使う1世帯当たりの平均予算は前年比1万296円増の8万2964円と3年連続で増加した。8万円を超えたのは6年ぶり。過ごし方では外出する人の6割弱が「国内旅行」と回答した。物価高で予算を減らすとの回答も前年に比べ増えており、消費派と節約派に分かれた形だ。
国内旅行の平均予算は2万8388円増の13万6224円、海外旅行は12万5799円増の43万8125円と、いずれも大幅に増えた。外出する人の過ごし方は「国内旅行」が前年より増えた一方、「帰省」(22.0%)、「海外旅行」(7.3%)は前年を下回った。
平均予算額は増えたが、予算を「増やす」との回答は16.0%と前年の16.6%から減少した。「減らす」は20.0%と前年(15.0%)を上回り、このうち6割以上が「物価高騰により家計が厳しくなった」と答えた。明治安田総合研究所の木村彩月エコノミストは「お金を使う人と使わない人に二分化している」と分析している。
調査は6月14~21日、インターネットで実施。20~50代男女1120人から回答を得た。
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