サンゲツ(愛知県名古屋市)と宝コミュニティサービス(愛知県名古屋市)の2社はこのほど、名古屋市千種区の旧社宅マンションをフルリノベーションし、「茶屋ヶ坂プログレス」としてオープンした。RC造、地上5階建て、総戸数35戸。
「茶屋ヶ坂プログレス」は、住宅ストック事業の強化を図る宝コミュニティサービスが買い取った築32年の社宅を、スペースクリエーション事業を強化するサンゲツグループが、外観・内装における設計から施工までプロデュースした物件。1室80㎡超(3LDK)と築浅のマンションに比べ広い間取りになっており、3LDKタイプの賃貸物件では珍しいアイランドキッチンを標準採用するなど、充実した住宅設備を整えている。
また、全住戸がペット飼育可能となっており、一部の住戸には玄関脇の土間に、収納や足洗い洗面を設置している。内装材には、アクセントクロスやデザインが豊富で本物さながらのリアルな質感が特長のフロアタイルを使用。ナチュラル・モダン・フレンチ・シックといった4パターンから、好みのインテリアを選ぶことができる。敷地内の植栽エリアには、スタイレム瀧定大阪(大阪市)が展開するポリエステル繊維をリサイクル培地「TUTTI®」を採用。同マンションに採用した「TUTTI」は、本来廃棄されてしまうサンゲツのカーテン生地を回収・アップサイクルしたオリジナル版だという。
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