LIXIL住宅研究所(東京都品川区)アイフルホームカンパニーは7月10日、創立40周年を記念して体験型新施設「あそべる家」を、千葉県船橋市に7月14日にオープンすると発表した。従来のモデルハウスの概念にとらわれない、地域コミュニティに開かれた住まい型プレイパークとして提供する。
「あそべる家」では、いつでも遊べて、人とのつながりや新しい体験を楽しめる新たなコミュニティの場「地域に開かれた家」として、住まいの可能性を最大限表現している。おうちでもっと遊びたい、遊ばせてあげたい、などの願いを叶えるため、遊んで学べるスポットを用意。同社の家づくりスタイルである「キッズデザイン」が多数導入され、住みやすさを体感できるという。
新施設では、2階スペースで家づくりのベースである「キッズデザイン思想」を紹介し、1階で子ども自身が育つ力を育む「子育ち提案」を進化させた「探究心を育む、子育ち環境のある暮らし」を提案している。探究型学習の第一人者である矢萩邦彦先生の協力のもと、手に取りやすい場所に設けた「であえる本棚」や、明るさや広さ、家族との距離感が異なる「えらべる場所」、土間空間にある自由に観察・創作できる「うみだすスタジオ」、安全にお手伝いができるオープンでフラットな「まなべるキッチン」、環境や成長に合わせて変えられる「ひらめき個室」、収納量や人に合わせて可変する「よりそう収納」を採用。子どもの未来と家族に寄り添い、暮らしの中で探究心を育むさまざまな提案を形にした。
今後、暮らしを楽しくするイベント・ワークショップや、完全予約制の見学ツアーを開催。また、不定期で新しい遊び場として開放するほか、地域に向けてスペースを貸し出し、コミュニティの場として活用してもらうとしている。
同社は、2008年からキッズデザイン思想 「こどもにやさしいはみんなにやさしい」を掲げ、住まいづくりを行ってきた。「子育てしやすい家」の実現には、子どもの成長とライフスタイルの変化に対応する「将来を見据えた提案」と、居住エリアにおける「地域コミュニティの形成」が必要との考えから、「あそべる家」を開発。モデルハウスとしてだけでなく、地域コミュニティとの関係強化を図ることで、同社施設と身近に接する機会を増やし、未来の顧客においても親近感や共感の獲得を目指す。また、住まいを検討中の人だけでなく、地域の人にとっても必要な新拠点として提供し、地域の発展に貢献していきたいとした。
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