国土交通省は7月3日、これからの時代にふさわしい土地政策の在り方について検討する有識者会議「土地政策研究会」の中間とりまとめ(PDF)を公表。速やかな処置が求められる空き地などの有効活用、管理の在り方などについて具体的施策を示した。
土地に関する現状と課題では、全国的に空き地などの面積が急増していることを報告。その要因として、人口減少により生活利便性が低下しているエリアがあること、本来居住に適さない地価の安い土地の宅地化が進行したことにより既存宅地が空き地となっていること、利活用のマッチングが適切に行われていないことなどを挙げた。さらに空き地による草木の繁茂・越境、害虫・害獣発生、ごみの投棄、災害の懸念などが住環境を悪化させ、周辺の不動産価値の低下につながっているとした。
農地を宅地化→宅地を農園に転換
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