ヒノキヤグループ(東京都千代田区)は、自社開発の全館空調システム「Z空調」を7月契約分から、同グループの注文住宅ブランド「桧家住宅」において、建物価格に含まれる標準設備として取り扱う。建物本体の価格改定は行わず据え置きで提供する。同社はこれまで、「Z空調」を有償の追加設備としてきたが、追加費用なしで「Z空調の家」を建てることが可能になる。同社はこれにより、戸建て住宅の全館空調の普及を促進したい考え。
「Z空調」は、同社の独自技術で、従来の全館空調の導入コストを大幅に下回る販売価格と、壁掛けルームエアコン同等の電気代を実現。2016年12月に販売を開始し、2023年12月時点での累計販売棟数は2万6000棟。「Z空調」を導入することで、「ぐっすり眠れるようになった」「光熱費が以前より安くなった」など、健康面でも経済面でも好評を得ているという。
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