あまたある工務店の経営課題のうち売上確保・採用・コストダウンについて、工務店経営をトータルに支援しているピュアグロース代表の宮内和也さんに打ち手を3つお聞きした。宮内さんには受注の打ち手もお聞きしている(p58)。あわせて参考にしてほしい。
宮内 和也 ピュアグロース代表 |
大学卒業後、大手コンサルティング会社に入社。入社後は住宅不動産業界に特化し、地域一番店・県内ナンバーワンビルダーづくりから、IPO・上場企業に至るまで多数の実績を残す。「定額制注文住宅」や「パーク型単独展示場」、コロナ禍後の「来場予約ファースト」といった業界の新スタンダードを多数提言。2022年ピュアグロース株式会社を創業。「実務家×コンサルのコラボ」「定額制×成功報酬の二刀流」を掲げ、住宅業界内の有名企業や個性派企業を多数支援している |
足下の経営で重視すべきKPIが2つある。1つは営業スタッフがいる年間新築20棟以上の工務店なら常に考えるべき「直間比率」だ。
直間比率は、直接売上をつくる営業スタッフ(直接部門)の割合で、「営業スタッフ数÷全従業員数」で導くことができる。営業の社員数が、直接売上を上げない設計・現場監督・総務経理などの「間接部門」よりも多い方が、つまり直間比率が高い方が売上を上げやすい。工務店は総じて直間比率が低い。このため・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書」(2024年6月30日発行、定価2420円)P84〜でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお届けしています。
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