集客に苦手意識と課題を持っている小規模工務店は少なくない。また小規模工務店こそ付加価値を高め高単価を実現していきたい。そこで小規模工務店経営の伴走人としてブランディングサービス「ひとさじのこと」を展開する南和彦さんに、高付加価値高単価住宅を提案する小規模工務店の集客の打ち手をお聞きした
南 和彦 ヒトモノコト代表/ ひとさじのこと主宰 |
1989年生まれ・省エネ建築診断士。学生時代に飲食店経営を経験。大学卒業後は地域企業のWeb制作・ブランディング支援の営業を担当し、その後エコロジー建材専門輸入商社にて地域小規模工務店の経営支援を経験。現在は、小規模工務店経営の伴走人としてブランディングサービス「ひとさじのこと」を展開。高単価注文住宅展開をサポートしながら、工務店のための視察・セミナー「地元工務店のためのマナビフェス」を開催している |
まず、集客を考える大前提として、集客数×成約率×単価という全体像を意識して「集客の設計図」を描くことが重要だ。問い合わせ数だけを求めると、かえって必要な情報を見落とすことにつながる。
また、集客が少ない小規模工務店は苦手意識、リアル接点不足、クチコミ未活用、WEBサイト・SNS更新の未定期化、訪問間口不足という課題を抱えており、まずはこれらの解消が急務だ。
本記事では、高付加価値高単価住宅の提供と小規模多角化に成功した事例をもとに小規模工務店の集客を紐解きたい。
受注の打ち手例
以下は、社員3人・売り上げ1.2億円だった当社の支援先工務店が直近2年で行った受注の打ち手だ。
・ブランディング:家づくりの⽅向性・ニーズと強みが重なる「真の強み」を定め、標準化を実施
・地域広報誌発刊:毎⽉・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書」(2024年6月30日発行、定価2420円)P56〜でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお届けしています。
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