新築中心の工務店がリノベ事業に本格参入してもうまくいかない、立ち上がりが遅いケースが多い。そこでリノベ事業に特化して工務店等を支援しているコダリノ研究所代表の稲葉元一朗さんに、失敗しないための基本的な考え方とまず行うべき3つの打ち手をお聞きした
稲葉 元一朗 コダリノ研究所 代表 |
大手メーカー勤務後、コンサルティング会社に転籍。19年半、リフォーム・リノベーション業界向け経営支援に従事。上席コンサルタント認定。立教大学大学院にて「リフォーム業界の競争戦略」を研究。2019年1月に独立。戸建リノベーション事業の研究及び、新築工務店からの業態転換や第二本業としての本格参入サポート等実績多数。性能向上を伴ったリノベーションが日本に根付いていくよう、一隅を照らす思いで活動を続けている |
新築市場が縮小するなかフルリノベーション(以下「リノベ」)に本格参入したいという工務店も多いと思われる。私が支援している工務店の場合、リノベ事業に本格参入後、約5億円あった新築受注を維持しながらリノベで2億円の受注を新たにつくられている。リノベで集客したが新築に流れる顧客も出るので、新築事業とリノベ事業が食い合わず、相乗効果を出している。工務店の理想的なリノベ参入事例だ。
一方でリノベ事業がうまくいっていない/立ち上がりが遅い工務店を見ると、新築事業と異なるスタイルでリノベ事業を展開しているケース、リノベ事業を推進していく中心人物がいないケースが散見される。
工務店の場合は・・・
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