地域で非住宅木造の“一番旗”を掲げることが、まちと工務店の未来をつくる―。リヴは「木造」を生業とする工務店だからこそ強みを発揮できるのが非住宅木造だと確信し、注文住宅と同等の事業の柱に成長させている。
脱炭素で伸びる市場
「業界では住宅の延長線にある規模の非住宅木造への取り組みがまだ進んでいない。非住宅木造のマーケットは景気の影響を受けにくく、脱炭素化が加速する中で SDGsやESG 投資の側面から見ても、間違いなく伸びていく市場だ」―。
京都府内産材による地産地消の注文住宅や非住宅木造事業を展開する同社で、非住宅木造をけん引する市川宣広さんはこう話す。同社は2017年、同市内に自社ビルとして、1階RC造、2〜5階木造(2×4工法)・延べ床面積1063㎡、建築面積284.57㎡の混構造による木造ビル「SUBACO」を建設した。
これを皮切りに注文住宅事業の“一本槍経営”から脱却を目指し、「もう一つの事業の柱に据えるべく種まきをしてきた」(市川さん)。
2023年度には、福祉や事務所棟など3棟の受注を獲得するなど好調を維持。「注文住宅不況」といわれる中でも・・・
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