性能向上リノベーションのトップランナー・アルティザン建築工房も、2011年の創業当時は新築の看板を掲げていたが、軸をリノベーションにシフトし、確固たる地位を築いた。不動産流通の特性も踏まえつつ、工務店らしく技術力でハードルを乗り越える。
「見えない・わからない」を 乗り越えるのが第一
若い世代に、中古住宅+性能向上リノベーションで高性能住宅を提供し続けてきた。PPAモデルによる太陽光発電も積極的に導入しており、住宅ストックの質を高めながら住まい手、そして環境にやさしい家を生み出している |
「全てが決まってゴールが見えている中でしか仕事をしない」新築に対し、リノベーションは躯体の劣化や設計図書、確認済証の行方など「見えない、わからない」ことだらけ。さらに相続が絡んだりもする。新築中心の工務店がなかなかリノベーションに取り組めないのもこれが原因だという。
もちろん、同社も見えない・わからないまま進めているわけではない。“顧客が購入した中古住宅のリノベーション”が同社のビジネスモデルで、ターゲットも新築と同じく一次取得層を狙っている。中古住宅の売買時に解体などはできない一方・・・
続きは「あたらしい工務店の教科書」(2024年6月30日発行、定価2420円)P26〜でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお届けしています。
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